Satoshi Labo diary

主にジョギングやマラソン大会の様子について書いています。

Tokyo Marathon 2016

東京マラソン2016 <フルマラソン第11戦目>

東京マラソンは、2006、2013、2014に続いて、4回目の挑戦。

とりわけ今回は、第10回記念大会として、第1回出場した時に、10年後には再び走ろうと出場を心に決めていた大会である。

 

ーいま、先週4月11日週、インド出張中に熊本県を中心に発生した地震の影響で九州地方に様々な影響が生じている。また、自分自身は、内臓への影響が生じて、注射、点滴を2回、飲み薬を服用して、何とか回復に向かっている所である。

 

本題に戻るが、今回東京マラソンはチャリティでエントリした。大会前に大会事務局から取材依頼があり、チャリティランについて、その思いを簡潔にまとめて頂いたので、リンクを貼っておく。ここで登場する森本さんとは実は大会当日に偶然お会いすることができ先日一緒に皇居ランを楽しむことができた。こんな素晴らしい出会いもマラソンの醍醐味である。

form.allabout.co.jp

 

さて、突然だが、そもそも走ることの基本的な目的は何か?それは、まず純粋に体を動かすことが好きで気持ちが良いからである。速さをトコトン追求するプロセスは充実して楽しいが、本気でやるならそれこそスポーツ科学の研究テーマとして専門に取り組むのが良いだろう。今はそれよりも、心身の健康をより安定した状態に保ち、家族やランニング仲間との充実した時間を過ごすことが何よりも重要である。その結果として、「健康>家族>仕事」のバランスが保たれるのであれば、それ以上望むことは特にないと自分自身は感じている。

 

さて、東京マラソンレース当日は、事前に支給された東京メトロのカードを持って、東京都庁まで向かう。途中、ヒルトンホテルで少し休憩して、Gate6から入場する。今回から入場Gateがゼッケン番号毎に指定されている。

 

レース序盤、予想通りGPSの精度が芳しくない。よくあるパターンである。3万人以上のランナーが参加して、相当数のランナーがGPS機能を使用しているのだろう。走りながらそのビッグデータの方に興味が行ってしまうのは、もはや結構な職業病に近いが、そんなことに思いを馳せながら、10キロあたりまで進む。その途中、3キロ地点でシンガポール国旗を掲げた方の所で声援を頂き、5キロあたりでランニング仲間に追いついて、お互いにエールを交わし健闘を誓う。

 

10キロ地点、日比谷公園前を通過して、二子玉川走友会の皆さんから力強い声援を頂く。まだまだ序盤で余力を持って進むように気をつけて前進する。それもそのはず、我ながらよく走ったと思うが、この3週間前に第65回別府大分毎日マラソンを今季2回目のサブスリー、タイム2:59:01(グロスタイムPB)で完走したばかり。先週は青梅マラソン10キロの部を調整で38分位で完走。少々重たい状態で東京マラソン当日を迎えた。

 

10キロから20キロ地点までは、エチオピアのランナーと一緒に進む。なぜ私に声をかけてくれたのかは不明だが、しばらくエチオピアのランナーと世間話をしながら並走する。日本に来て8年経つらしく日本語も達者だ。PBは2時間10分位とのこと。なかなかのエリートランナーが一体このペースなのは怪我をおして出場していたからである。途中給水などで気を使って水分を手渡してくれるなど気遣いも素晴らしい、周囲で押し合いながら水分補給しているランナーとは雲泥の差。こんなところも一流のスポーツマンは姿勢が素晴らしいのだ。

 

20Kmを過ぎて数寄屋橋交差点をすぎて中間地点を通過するあたりで、エチオピアの彼とお別れして、自分のペースで進む。

 

中間地点1:32:09

 

相変わらず自分のペースは上がらないが、とりあえず浅草寺を目指す。この間、銀座、茅場町を何度か交差点を曲がるが、ここの10キロがいつも中弛みする地点だ。気持ちは4分15秒程度のペースで刻みながら進む。GPSはすでに当てにならないタイムを表示し続けているので、自分の感覚と心拍数を確認して進む。

 

佃大橋あたりで二子玉川走友会、35キロ地点で焼き鳥RCの皆さんから声援を受けてその都度目を覚ましてリズムを取り戻す。最後40キロ地点でやっと完走できると確信して家族への感謝の思いを胸にゴール地点に向かう。30代なかばでの大きな手術を経て、幼い子供の世話をしてくれた家族と、丈夫に育ててくれた両親への感謝の気持ちがこみ上げてくる。今回は家族がインフルエンザにかかって大会会場には来れなかったが東京マラソンをテレビ観戦して40キロ過ぎ地点で何と私を画面で見つけて盛り上がっていたらしい。なんとも嬉しいサプライズ。 

 

3:04:35(3:03:16Net)でゴール。2年前の大会から約9分短縮。

 

順位はさほど興味がないので確認していないが、どうやら500位以内はパンフレットに名前が掲載されるらしい。2時間47分位だそうだ。どうせやるならパンフレットに載るくらいが良いなんて思ったが、その道のりは随分と長く険しそうだ。

 

最後に、第10回記念大会、東京マラソン財団発行のものでネット販売しか行われませんが、雑誌名「Stories」で取材してくださりありがとうございました。

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良い記念になります。そこでは、献身的な姿で走る伴走者の方についても触れさせて頂いています。地元東京開催の大会ですのでいろんな形で今後も関わっていきたいと思います。次の目標は第20回大会です。