Satoshi Labo diary

主にジョギングやマラソン大会の様子について書いています。

第5回神戸マラソン / 5th Kobe Marathon (11/15/2015)

神戸マラソン大会テーマは「人々のために走る」ことを目指す、その熱い想いに共感し出場を決意

 

神戸の震災、そして、東日本大震災後の復興に走ることを通じてチャリティで貢献したい、そんな想いで参加した。

kobe-marathon.net

今回年代別チャレンジ枠にて当選通知を頂いて出場することができた。

 

記録に関しては、この大会に向けては並々ならぬ想いがあった。6月のサロマ湖ウルトラマラソン完走してから、日々仕事の合間の時間をやりくりしながら、毎月300キロを走破して、東京マラソン2016でサブスリー達成を目標に練習を積んできた。この神戸ではサブスリーに向けて現時点の実力を試す機会として設定した。10月の東京30キロは2時間ほどで走れたがあまり余力がなかったため、今回無理をしないことが重要なポイントとしてレースに挑んだ。

 

大会前日は所用を済ませて、新幹線で大会前日に神戸入り。三宮の宿泊先にてチェックインを済ませて、神戸コンベンションセンターへゼッケン受付にモノレールで向かう。会場は東京マラソンのような大規模な派手さはない分、復興への想いが十分に伝わってくるその雰囲気に感動した。そして、日本陸連の記録証手続きデスクに立ち寄り、ベテラン担当者から明日は絶対に晴れるから大丈夫!と勢いある励ましを頂き、初サブスリー達成に向けた自分の想いを再確認する。その会場でゼッケンと一緒に受け取った神戸の小学生からの直筆の手紙に心を打たれた。大人は子供達の将来の社会に責任を持たなければならないが、子供達の素直な心に励まされている自分に気がつく。そんなことに想いを馳せながら、その日の晩は学友と久しぶりに再会し楽しいひと時をすごさせてもらった。その時の暖かいおでんは体を芯から温めてくれた。

 

翌朝マラソン当日は朝になって日本陸連の方が言っていた通り雨が上がり晴れてきた。仕事仲間の蒲谷さんと待ち合わせ一緒にスタート地点に向かう。9時前に神戸と東北の子供達が大会セレモニーにて復興に向けた想いを歌で伝えてくれた。その想いを胸にスタートする。序盤は混雑のためペースを上げることができない。むしろ当日はスタート時に気温20度を超えるコンディション。スローペースでのスタートが後半に活きることになる。三宮から元町方面に向かい中華街の門を右手に眺めながら通り過ぎる。暫く細い通りを進みながら体調を確認する。少し汗をかいているがそれ以外は特に問題はない。

 

10キロ手前、新長田の角を曲がり、鉄人28号のモニュメントの近くを通り過ぎる。そこで学友が家族 で声援を送ってくれた!神戸で名前を呼んでもらえる事ほど嬉しいことはない。ここでペースアップしてしまうところだが、そこは9回目のマラソン1キロ4分15秒ペースを刻んでいることを確認する。序盤ここまでいいペース、焦らず30キロまではウォームアップと自らに言い聞かせる。

 

順調にイーブンペースで暫く進むとコースは須磨海岸沿いに。大漁旗を上げて応援の太陽の光を浴びて眩いばかりの海上に浮かぶ漁船を目を細めながら眺めながら、結構汗をかいていて暑さを感じる。上手く給水することが重要と言い聞かせて、折り返し地点の舞子駅前を目指す。20キロ地点を過ぎて、折り返し地点の明石海峡大橋の圧倒的なスケールに驚愕しながら折り返す。ここで既にかなり発汗している。積極的に補給して、痙攣をおこなさいように、塩を同時に口に含む。

 

20数キロ地点、暑さと疲労で多少頭がボーっとしてきた須磨海岸の水族館前で再度学友ファミリーの暖かい声援を受けて、あえて少しオーバーにリアクションすることで自分に刺激を与えてみる。25キロから30キロは最初の粘りポイント。EXILEのダンスミュージックに乗せてダンスを披露してくれている子供達にパワーをもらう。ライジングサン!走りながら口ずさみ、30キロまで進む。

 

30キロから35キロは、ここからがようやくスタート!と今日のプランを再確認する。走りのリズムに気をつけて。そうは言ってもさすがに少し疲れが出てきた。周りのランナーも一緒。地味に粘り、35キロ以降の浜手バイパス向けて、体力を上手く温存する。

 

35キロ地点、浜手バイパスに入る。ここからが今日のメインと自分に語りかけて、登りでペースを上げる。周りのランナーは、おっ誰だー、という感じで皆んな振り返る。このあたりで真っ赤な神戸大橋が目の前に現れてくる。登り坂でリズムを作り、そのペースで神戸大橋を登りきる。大橋の坂の天辺で水分補給した後は、下り坂でさらにペースアップして、ポーアイに突入。ここの39キロから40キロを3分49秒で進む。この間35−40キロをキロ平均4分7秒ほどでカバー。

 

神戸大橋を下りきって、ポーアイに着いてからは、残り約2キロ。ここは最後の粘りポイント。サブスリーが頭をよぎる。しかし、雑念を振り払い一歩一歩前進することのみに集中する。時計は見ない。

 

ラストの直線、神戸コンベンションセンターに戻ってくる。そこで奇跡的に、蒲谷さんに追いつく。スタート地点以来の再会だ。なぜ気が付いたのかは良く覚えていない。サブスリー達成に感極まり、二人のいい年をしたお父さんランナーが手をつないでゴール!

 

2:59:46!

 

40キロ以降のラスト2.195kmを9:02でカバーできたのは、今後につながるいい走り方ができた。ゴール後は、蒲谷さんと、サロマ湖ウルトラマラソンからの知人で2時間50分を切る走力をもつ根本さんと3人でサブスリー達成を祝った。ランニング仲間と学友に支えられ、本当に充実した素晴らしい大会となった。

 

その後、なんと神戸地元サンテレビの「5ing マイウェイ」というテレビ番組に、我々ゴールシーンが映っていた旨、蒲谷さんから連絡頂く。後日、その感動のシーンを家族で観て大盛り上がり。笑顔。マラソンを完走して笑顔と友情を得た。記録はそのご褒美であることを実感した。すべての出来事を通じて、神戸との何かの縁を感じずにはいられない。ゴールした後も感動を思い起こさせてくれる神戸マラソン!ありがとう神戸!そして、いつかまた走ってみたい大会です。

 

地点名
Point
スプリット (ネットタイム)
Split (Net Time)
ラップ
Lap
通過時刻
Time
5km 00:23:29 (0:22:23) 0:22:23 09:23:29
10km 00:44:15 (0:43:09) 0:20:46 09:44:15
15km 01:05:19 (1:04:13) 0:21:04 10:05:19
20km 01:26:12 (1:25:06) 0:20:53 10:26:12
25km 01:47:27 (1:46:21) 0:21:15 10:47:27
30km 02:08:41 (2:07:35) 0:21:14 11:08:41
35km 02:30:06 (2:29:00) 0:21:25 11:30:06
40km 02:50:44 (2:49:38) 0:20:38 11:50:44
Finish 02:59:46 (2:58:40) 0:09:02 11:59:46

 

ナンバーカード 11511
出場種目 マラソン男子40〜44歳
走行距離 42.195km
周回数  
タイム(グロス) 02:59:46  
タイム(ネット) 02:58:40  
種目別順位 84/2423  
総合順位 381/13161