第65回別府大分毎日マラソン
11月第5回神戸マラソンの記録で第65回別大マラソンのカテゴリー2(サブスリー)の参加条件をクリアしていることを思い出す。大会要項では二日後がエントリー締切、さっそく神戸の速報記録を大会事務局のある毎日新聞社にFAX送信する。暫くして別大マラソン大会HPに自分の氏名を確認して、改めて大会に向けて気持ちを集中させる。
大会開催日近くにランニング仲間の訃報を知る。自分は五体満足で走ることができることに慢心していないか?ベストを尽くせているか?自らに問いかける。別大マラソンは、若くして他界したランニング仲間を思って走ろうと決意して、大分へ向かった。
大会前日、大分空港からバスでチェックイン会場へ移動する。会場でゼッケンを受け取る。そのゼッケンを手渡す人が日の丸の付いた陸連関係者であることが、この硬派な大会に参加できる気分を高揚させる。
実はこの3日間、かかと痛でまったく走れていないことから、大分城跡へ30分慣らしジョグに行く。時折突風が吹き荒れる中、足の状態を確認する。気にした所で何も変わらない。知人に教わった「かみ風船」で関サバ、関アジ、牡蠣フライを賞味する。
大会当日、いつものルーティーンで朝食はバランス良く食べられるだけ食べる。栄養補給は万全。大分駅前から選手専用バスで、スタート地点国立高崎山公園前、うみたまごへ向かう。現地では、当たり前だが、マラソン大好きな皆さんが結集している。目の前には瞑想している人もいる。何だかこれまでの大会とは少し違う雰囲気だ。まあ人それぞれのルーティーン。気を取り直して、自分のペースでウォームアップを進める。
スタート前にOshima-sanに幸運にもお会いでき気持ちが落ち着いた。そして、ランニング仲間Gildasにも会ってお互いに健闘を誓う。
漸くスタート地点に立つ。スタート地点には自分の「升席」がある。前から何列目、向かって左側から何番目が自分のスタート地点と指定されている。つまり比較的落ち着いてスタートすることができるシステムになっているのである。
12時、スタートする。3時間半で大会は終了する。12時スタートで十分なのだ。スムーズにスタートして、序盤からキロ4分ペースで進む。気持ちはランニング仲間のことを考えていた。10キロ過ぎでGildasに追いついて暫く並走する。
中間地点を83分、30キロ地点を120分で通過する。気持ち的には攻めて進む。20数キロ地点にて、学友の玄さんがご家族で応援して下さった。大きな声で何度も声をかけて頂いて、本当に嬉しくて私も同じくらいの声で返事をする。
30キロ地点を過ぎて橋が幾つかある。コース全体は比較的平坦と聞いていたが大分川の弁天大橋と、三佐田交差点折り返しで数メートルの上り下りでダメージを食らって足が何度も痙攣する。
沿道から恐らく私の親の歳くらいと思われる方から、熱い声援を頂いて、気持ちを切り替える。そしてランニング仲間のことを思い出す。足は痙攣しているだけだし、体動いている。一体何が問題なのか?問題なし。その間、何度、歩行したか覚えていないが、止まってはまた走る。ほとんど本能的に反応している。
最後、大分川を右に折り返して、大分市営陸上競技場へ。テレビで見慣れた看板を潜り競技場を1周してゴール。
2:59:01
神戸のタイムを45秒更新。今季2度目のサブスリーで来年の出場権を獲得。ランニング仲間のGildasもサブスリーでゴールした。そして記録証は、グロスタイムのみ。
ランニング仲間との突然のお別れがきっかけとなって攻めて走った別大マラソン。気持ちの入った走りができたことが良かった。もはやタイム云々は言うほど重要な要素ではない。
ゴール後は玄さんと地元のみなさんが行く海を眺める温泉へ。地元の雰囲気を感じることができたことに感謝です。
よかとこ九州!また走れるうちに、走ってみたい大会です。
個人記録詳細
出場種目 | 男子 |
---|---|
距離 | 42.195 km |
タイム(グロス) | 2:59:01 |
タイム(ネット) | |
種目別順位 | 1109/2854 |
総合順位 | 1109/2854 |
タイムリスト
計測ポイント | スプリット | ラップ |
---|---|---|
5k | 00:20:14 | |
10k | 00:40:02 | |
15k | 00:59:47 | 0:19:45 |
20k | 01:19:37 | 0:19:50 |
21.0975k | 01:23:56 | |
25k | 01:39:33 | 0:19:56 |
30k | 02:00:02 | 0:20:29 |
35k | 02:22:58 | 0:22:56 |
40k | 02:48:14 | 0:25:16 |
Finish | 02:59:01 | 0:10:47 |