Satoshi Labo diary

主にジョギングやマラソン大会の様子について書いています。

東北・みやぎ復興マラソン2018.10.14 (Tohoku-Miyagi Revive Marathon2018)

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「あなたの踏み出した一歩が復興です」

 

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10月14日(日)第二回東北・みやぎ復興マラソン大会にボランティア救命サポートランナーとして参加させて頂きました。

 

1週間前に米国出張から帰国して、時差ぼけと業務からの疲労回復がままならぬ状態で大会当日を迎え何とか走りきったというのが正直な感想です。

 

Q:なぜこのマラソン大会に参加しようと思ったのか? 

 

Q:参加してみてわかった東北・みやぎ復興マラソンの魅力とは?

 

の2点についてまとめておきたいと思います。

 

 

Q:なぜこのマラソン大会に参加しようと思ったのか?

走ることで微力ながら何らかの形で復興に携わりたい。率直な思いからくるものです。それ以上でも以下でもないと思います。

  

2つめの理由は、陸連公認大会だから!

 走った足跡は公認記録として残したい。そんなあなたにはオススメの大会。しかもコースは比較的フラットで自己ベスト記録達成が狙えます。

  この大会は2017年10月に記念すべき第一回目として開催され、今年一部コース変更に伴い改めて日本陸連に申請・認定された日本陸連公認のマラソン大会。記録は日本陸連公認の記録として、今後大会エントリーする際に正式記録の確証となります。

 

 大会前にSNSの投稿を通じて陸連公認大会としての認定取得に向けた大会事務局の熱意が伝わってきました。やはり公認大会というのは非常に重要と私は捉えています。大会コンセプトとして最終的に目指す姿を明確にもっているからこそ公認大会にこだわるのではないか?と個人的には思います。陸連公認大会の記録があれば国内はもちろん、海外の主要レースへのエントリーする際に有効になります。(もちろん詳細は都度要確認です)

 

 例えば、公認大会の完走記録証があれば、今回は私は3時間00分でサブスリーを達成できませんでしたが、もうすこし頑張って2時間55分以内で走れば、別府大分マラソンのカテゴリー2や、海外マラソン大会でも先日世界最高記録が出たベルリンマラソンにも、参加登録制限以内の持ちタイムの確証として公認大会の記録証を提出すると確認がスムーズなはずです。東北・みやぎ復興マラソンが公認記録大会として、国内外に認知され末長くランナーに愛される大会になることを市民ランナーのひとりとして願っています。

 

Q:参加してみてわかった東北・みやぎ復興マラソンの魅力とは?

 まず仙台の特徴は何と言っても(自分は東京が起点だからかもしれませんが)アクセスの良さ。前日からスタートまでの様子を記載します。

 東京駅から90分で到着。大会前日土曜日にいつものごとくバタバタと諸々用事を済ませ、夕方に東京駅から東北新幹線に乗車。北海道行きのはやぶさ号!乗車してこのまま寝てしまうと気が付いたら北海道にいるなんてことにもなりかねない。目覚ましアラームをセットして休憩。気が付いたらあっという間に1時間30分が経過して間もなく仙台駅に到着。西口に出た。家族・知人との集いで訪れた日本料理屋は仙台名物が揃うお店。私はお勧めを聞き名物の牛タンの塩と味噌、味噌焼きおにぎり、油麩の入った味噌汁を美味しくいただいた。その日はランスマに出演した当時の様子や全国各地のマラソン大会、そして明日走る復興マラソン大会の話など話題は盛りだくさん。あっという間に9時をまわりお開きに。翌日は5時前起床のため明日のために休むことにしました。

 翌日は4時45分に起床。前日ホテル近くのイオンで仕入れたカステラやヨーグルトを食べて5時25分に集合して仙台駅に向かいました。JR線と同じ構内の3番線から仙台空港アクセス線5:47発に乗車しました。こんなに仙台駅は分かりやすいとは知りませんでした。在来線は2階、新幹線はすぐ上3階です。

 

 仙台空港アクセス線に乗車して25分ほどすると仙台空港駅に到着。仙台空港で既に待ってくれているバスに乗車すると10分程度で会場近くに到着。バスを降りて数分程度でマラソン大会会場に到着できた。ロジスティックは素晴らしいです。まったくストレス感じることなく会場までスムーズに到着することができました。会場についたらトイレを済ませて、スタート地点で記念写真をパチリ。しばらく会場内を進むと野球場を右手に眺めながら、さらに進むと目の前に高台が現れる。階段を上るとそこには震災のときの津波の高さが表示されている印が確認できる。朝の静かなときにしばし心を鎮めそのときの情景を想像してみる。冷たい風が吹き付けてふと目を開く。聞こえるのはまわりのランナーの足音だけ。震災を経てこの地でマラソン大会が開催されるまで本当に想像を超える大変な努力があったはず。今日この地で大会に参加させて頂けることに感謝しながらしばらくの間周囲の景色を心に刻み込む。

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 当日ゼッケンや記録計測用のチップは事前郵送のため当日は荷物を所定の場所に預けて準備体操と軽くウォームアップして体調チェックをした後は、スタート地点に並ぶだけだ。9時35分スタートに向けて9時過ぎに荷物を預けて野球場内の指定の芝生エリアで軽く2−3周数分ジョギングして少し前週海外出張からの時差ぼけで体が重い感じがするので、今日は序盤は無理せず自重して体調チェックしながら、自分が救護要員にならないようにだけ気をつけましょうと自分に伝えておく。

 

 スタート前のもう1つの大事なチェックポイントは給食、そうエイド!

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 スタート時間が近くなったのでAブロックエリアに移動する。スタート地点のステージには既に宮城放送アナウンサーとAブロックスターターの村井知事、Bブロック以降のスターターの小倉さん、そして、サザエさんがいる。サザエさんはみんなの言うことをしっかり聞きながらうんと大きく頷き傾聴の姿勢を示している。素晴らしい。

小倉さんからは、「日本記録を出すと1億円!狙わない方はエイドで美味しいものをたくさん召し上がってくださいね!」という楽しんで走ってくださいというエールをもらいいよいよスタートだ。

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当日のBSフジの放送の紹介はこちら

www.bsfuji.tv

 

 スタートからそのあとは上手く表現できません。とにかく応援に感動して心が揺れ動かされました。

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「応援してくれて、、本当にありがとう!」の横断幕。そして、一生懸命な気持ちが込められた声援を送ってくれるその姿に思わず涙が。。。どこかに応援したい、という気持ちがあったかもしれないが、まったく逆の展開に走っているこちらは完全にノックアウト!これがスタートから僅か5キロ地点あたりだったから良かった。序盤である意味で改心してレースにスッと集中することができた。

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何だか自然ととっても暖かい気持ちになってきた。

すごく声援から力をもらっていることが本当に実感できます。

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もう何も語る必要はないと思います。これまで15回フルマラソン参加してすべて完走してきましたが、どの大会も素晴らしいです。特に東北・みやぎ復興マラソンは、もっとも創意工夫、継続的な改善を試みようとする姿、そのプロセスが実践されていることが如実に感じられる大会であると実感しました。その一体感は1市民ランナーとして参加させていただいた私にも十分に伝わりました。またぜひ参加させて頂きたいと思います。

 

なお、レース途中の写真は一緒に走った仲間の方から共有頂きました!
ありがとうございます!また一緒に走りましょう。

 

東北・みやぎ復興マラソンの本当の魅力は現地で走ってみて初めてわかると思います。

ランナーの皆さんぜひ来年10月参加して自己ベストを更新してくださいね!